「A4用紙一枚にまとめれば経営分析は十分できる!」と書かれた帯が気になって購入してみました。
たしかに、分析結果をA4用紙一枚にまとめることによって、相手に伝えたいことがはっきりしてきそうです。財務3表に対して苦手意識を持っている経営者も多いようなので、そういった人たちにもわかりやすい報告書になると考えられます。
しかし、実際にその報告書を作るとなると、財務3表の中からどの部分を抜き出すべきかを判断しなければなりませんから、やはり全体を理解している必要はあるでしょう。
ただし、目的に応じてどの部分に注目するべきかは本書の中で説明されていますので、うまく活用すればそれなりのものを作ることもできそうです。
といっても、分析結果を説明して改善案などを提案するには、それなりの知識と経験が必要なのはたしかでしょう。
結局のところ、この本を活用するにしても、それはまだまだ力をつけてからの話だろうなと感じた次第でございます。
決算書をまとめるには力がいる

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