統合失調症の本を読んで考える

福島にいたころから気になっていた本を、ようやく読むことができました。
 

 
当事者であるハウス加賀屋さんの証言を基にして、相方の松本キックさんがまとめたもののようです。一人称で気取らずに書かれた文章のせいか感情移入がしやすく、本人の苦しみや周りのやさしさなどが強く伝わってきました。
 
思い返してみると、電話相談の担当になるまでは、「統合失調症」という言葉すら知らなかったような気がします。以前は「精神分裂病」と呼ばれていたものですが、こちらについても名前を聞いたことがある程度です。
 
100人に1人が発病するともいわれているように、それほどめずらしいものではありません。芥川龍之介もそうだったという話です。にもかかわらず、その存在も知らない人はまだまだたくさんいるようです。また、自分が統合失調症であることに気づかず、幻聴などに苦しんでいる人もいるという話も聞きます。
 
もっとも、精神科へ行くことに対しては、抵抗を感じる人が多いのも事実でしょう。そのようなわけで、10代の半ばくらいからは、定期検診の項目に精神的な分野も入れていくべきなのではないかと、少し前から感じている次第です。
 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です