相続を専門とする税理士さんの書いた本を読んでみました。
やはり不動産と贈与に関する知識がしっかりしていないと、相続税対策はうまくいかないようです。
税理士ではないので相続税の申告をすることはないものの、遺言作成をお手伝いするときなどにもこの手の知識がないと恐いので、たまに関連する本を読むようにしています。何も知らないと、税理士さんなどに相談したほうがよい点も見逃してしまいそうですから。
本書の中には、「節税のために親を老人ホームに入れて自宅を賃貸物件に建て直す」という案や、「酒や味噌、醤油などの醸造業は利益が薄いので不動産賃貸業に業種転換してみては」という提案など、「さすがに強引なのでは……」と思えるものもありました。
また、業績に比べれば低めとはいえ、月額150万円の社長報酬を「つましい」と表現しているあたりからも、世界の違いを感じます。
さしずめ、「資本家による資本家のための節税本」といったところでしょうか。
ただ、「最終目標は円満な相続」といったことも書かれているのは、さすがだなと思いました。
相続税対策の本を読む

コメントを残す