今月はNPO法人著作権推進会議の月例会で発表をする番でしたので、本を買って「追及権」というものを調べてみました。
「幸福追求権」ではなく「追及権」です。これまで聞いたことがありませんでしたが、よく見たら4年以上前に出版された本でした。
画家や彫刻家などは、作品を売ってからしばらく経ったときにオークションで高値がついたとしても、そのお金は自分の懐に入ってきません。それでは芸術家が新しい作品を生み出せず、文化も発展しないだろうということで、転売価格の一部を著作者に還元する仕組みとして、追及権が作られたようです。
EUで導入されたいきさつなどが解説されていて、なかなか興味深く読ませてもらいました。また、前半の著作権自体に関する解説もひじょうにわかりやすかったです。
著者は会社勤めを経験してから学者さんになった方のようで、そのへんの経歴が「わかりやすい専門書」に結びついているのではないかと感じました。
「追及権」の本を読んで著作権の復習もしました

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