7月に読んだ本の紹介です。もうすぐ診断士試験なので、電車の中では問題集を見返す時間がけっこうありました。あとは、民法・会社法の本が重かった(内容的に)ですね。最近はiPadでKindle版を読んでいます。
目次
行政書士関連
民法でみる商法・会社法
7月上旬、昨年の診断士試験の「経営法務」を初めて解いてみたところ、ぎりぎり合格の60点でした。行政書士受験生時代の知識がかなり抜けてしまっていることを痛感したので、関連する本を読んでみることに。本当は同じシリーズの『民法でみる知的財産法』を読みたかったのですが、こちらはKindle読み放題にはなかったもので。
どうやら法学部の学生さん向けの本だったようで、私にはちょっと難しすぎた気がします。よく理解できなくて、読み飛ばしてしまった部分が3割くらいでしょうか。診断士試験の対策だったら、もっと基本的な内容でよかったかなと……。
社労士関連
Q&Aでわかる! 管理職のための労基署対策マニュアル
タイトルはちょっと過激ですが、労務管理の基本的な内容をQ&A形式で解説した本です。最新の情報なども載っていて、いろいろと参考になりました。管理職だけでなく、小規模事業の経営者や行政書士などにもお薦めです。価格も低めなのがいいですね。
しかし、社労士系の本は、タイトル勝負なところがあるような気もします。似たような内容でたくさん出版されているからでしょうか。
完全残業ゼロのIT企業になったら何が起きたか
事務所通信を書くために「脱時間給」について考えていたところ、この本がKindle読み放題の対象になっているのを発見して手を出してみました。
もともとIT業界は残業が多いイメージでした。でも、著者の「社畜」時代の話を読むと、想像以上に過酷だったようです。私も20代半ばのフリーター時代に、SE関連の採用試験を受けたことがあるのですが、あのとき落ちてよかったです。まあ、その後で結局、ブラックな塾業界に踏み込んでしまったわけですが。
それはともかく、著者が経営する会社のように残業できない環境だと、仕事の密度が高まって社員の集中力がいやでも増しそうです。私も残業や休日出勤を前提にだらだらと仕事を進めてしまう傾向があるので、これからはもうちょっと時間を気にして働くべきかなと感じました。
認定支援機関関連
はじめての人でも成功する! 治療院リラクゼーション経営塾
6月下旬に首を寝違えまして、人生初の針治療を経験いたしました。それとはまったく関係ないのですが、整体系の経営について学んでおく必要を感じまして。
私自身が資格商売をしているせいか、柔道整復師や鍼灸マッサージ師の信頼性が高いのだと思い込んでいたのですが、一般的にはあまり関係ないようです。また、「治せば繁盛(腕が良ければ客が来る)」というのは施術者側の論理であって、患者さんが求めるものは違うのだとか。
やはり、どの商売でも「顧客視点」の考え方は大切ですね。行政書士にとっても参考になる話がけっこうありました。
診断士試験関連
中小企業診断士 最短合格のための 第1次試験過去問題集 (1〜7)
今週末に2年ぶりの試験を受けてきます。昨年の12月に2次試験の不合格が確定し、その直後に注文してはいたのですが、実際に手を着け始めたのは3月末でした。まずは自分が受けた平成27年度を一通り解き終わったのが、5月の連休中のことです。そして、今月の初めから中旬にかけて平成28年度を解いてみました。残りの3年は「重要」マークの付いている問題だけチェックして終了です。
直近2年の結果は合格点を越えているものの、年によって難度が極端に上がる科目が出てくるところが、診断士試験の恐いところです。
その他
アパホテル(マンガで学ぶ成功企業の仕事術)
出張で福島駅前のアパホテルにお泊まりいたしまして、朝から部屋に置いてあったマンガを読んでしまいました。
地下鉄で見かけるポスターの影響などで、これまでの印象はあまり良くなかったのが正直なところです。でも、一代で売上1,000億円規模にまでなった会社の物語ですから、やはりなかなか読み応えがありました。
あの社長の印象もだいぶ変わりましたね。これからは、積極的に利用してみようかなと思いました(これまでは価格でのみ選んでいましたが)。
まとめ
今月は7冊の問題集とマンガ1冊を含めて12冊でした。診断士試験の勉強をしていると実務で役立つこともかなり多いのですが、できれば受験は今回で終わりにしたいなと思う今日この頃です。