12月に読んだ本の紹介:今月も建設業多め

12月に読んだ本の紹介です。東京都建設工事等競争入札参加資格審査の定期申請シーズンということもあり、行政書士・社労士・診断士の各分野で建設業関連の本を読んでみました。まだまだですが、業界知識が少し深くなりましたかね。

 

忘年会シーズンも無事に乗り切れました。

行政書士関連

建設人ハンドブック2019年版

一応、今年も押さえておくことに。以下、記事を読んで気になった点などを。
・建設キャリアアップがこれからどうなっていくのか気になりますね。
・登録基幹技能者は元請からあまり評価されていないようです。
・週休二日制の実現はお天道様次第なんじゃないかと思ったり。
・特定技能(在留資格)ができて、技能実習制度の扱いはどうなるのか。
・働き方改革加速化プログラムに建設業許可申請の電子化に関する記述が。
 
 他にも参考になる記事がいくつかありました。そろそろ業界紙を購読したほうがよいのかなと思う今日この頃です。
 

社労士関連

森井博子が解説! 建設業の労基署対応

正直、誰の解説でもよかったのですが、気になるテーマだったので読んでみることに。

 建設業に特化した話は半分くらいでしょうか。とはいえ、働き方改革や過重労働対策に関する解説が参考になりましたね。後半の資料も未読のものが多かったのでありがたかったです。
 労基署の監督指導も、かつての安全衛生中心から、長時間・過重労働対策に重点が移ってきているようです。どちらも重要な観点なので、社労士として適正化に向けたアドバイスができるように研究を続けていきたいところです。
 

間違いだらけのメンタルヘルス : 「心」が病気になる前に、打つ手はないのか

「早期発見、早期治療よりも予防、健康づくり活動が大切」みたいな話が印象に残りましたが、私にとっては、なんとなく読みにくい本でした。著者との相性でしょうか。Kindle読み放題だったので助かりましたが……。
 

中小企業診断士関連

勝ち組企業の「ビジネスモデル」大全

10月の終わりにKindleの読み放題で見つけて、スマホに入れて電車が混んでいるときなどに読んでいました。細かいデータなどは飛ばし読みでしたが、読み物としてなかなかおもしろかったです。
 序盤に出てきた「ソリューションファースト」という考え方が参考になりましたね。これは大企業じゃなくても活用できるんじゃないでしょうか。
 
 ちなみに今(12/19)は、Kindleで1,551円、紙だと3,132円のようです。紙版しか出ていなかったら読んでいなかったでしょうね……。
 

専門工事で直接受注100%をめざす! 1年で「脱下請」するしくみ

先月読んだ「工事店経営の教科書」と同じように、建設会社の社長が実体験をもとにまとめた成功法則みたいなものを紹介している本です。こちらのほうがより具体的な手法について書かれているのではないでしょうか。
 STPや3Cなど、そんな言葉はつかっていないものの、それに準じた手法を用いて受注率を高めていったようです。自分で編み出したとしたらすごいですね。前に大手コンサル会社の人から、「できる社長に自社の経営について語ってもらうと、フレームワークに落とし込めることも多い」みたいな話を聞いたことがありますけど、そんな感じでしょうか。
 
 一個人事業主としても、参考になる部分がたくさんありました。しかし、「注文の際には(トラブルを防ぐために)必ずFAX」という部分は、ちょっと勘弁してほしいかなと。いい加減、建設業界もメール中心になってほしいところです。
 

建設業が勝ち残る「ビジネスモデル革新」

建設産業が直面する課題や将来への展望なども書かれていますが、いわゆる「中堅企業」向けの情報が多かったように感じました。小規模向けとしては、「脱下請」と「ドメイン特化(専門分野特化)」の部分が参考になるかと。このへんは、直前に読んだ『「脱下請」するしくみ』と共通してますね。
 あと、(とくに事業承継時における)知的資産の重要性についても記述があり、「意外と考え方が浸透しているのだな」と感じました。
 
 経常利益率を総資産規模別に並べて「業界全体は改善傾向だが中小・零細企業には恩恵が行き渡っていない」みたいな解説がされていましたが、それって「節税対策」の結果なんじゃないかと思ったのはここだけの話です。
 

その他

なし
 

まとめ

計6冊でした。ときには「業種集中」で読書してみるのも大切ですね。そう考えると、「行政書士・社労士・診断士」で分けるのはあまり意味がないのかもしれません。
 平成が終わったら切り分け方も考えてみようかなと……。