5月に読んだ本の紹介:安全衛生関連など

5月に読んだ本の紹介です。月末に安全衛生のセミナー講師を担当したこともあって、社労士系の資料が多くなりましたね。行政書士の書いた建設業許可の本も、いろいろと参考になる部分がありました。
 

千葉で講師してきました。

行政書士関連

建設業法と建設業許可 行政書士による実務と解説

日行連のお歴々(といっても知っているのは一人だけですが)が書いた、行政書士向けの専門書みたいです。出だしの「ごあいさつ」で会長が「一般の方にも」と書いていますが、マニアック過ぎて一般の方にはお薦めできません。
 しかし、さすがに実務家の人たち(くどいようですが知っているのは一人だけ)が書いた本だけあって、建設業許可を業務として扱う行政書士にとっては、なかなか読み応えのある内容なんじゃないでしょうか。

中には「誰が読むの、これ?」みたいなものも混ざっていましたが、全体的にとても参考になりました。

社労士関連

ビジネスガイド 2019年06月号

特集は「同一労働同一賃金」でした。働き方改革の関連で、来年(中小企業は再来年)の4月1日から「正規と非正規での不合理な待遇差禁止」が施行されるため、待遇差に関する「説明義務」が出てくるわけです。
 給与や手当も含めたパートさんの待遇とか、これまで「合理的」ではなく「感覚的」に決定していた会社にとっては、かなり厳しい状況と言えるでしょう(多くの小規模事業者が当てはまると思いますが)。そんなわけで、就業規則や賃金規程の整備など、社労士の出番が増えてくるのではないかと予想されております。

これから裁判例も増えてくると思われますので、こういった雑誌なども活用して、しっかり勉強しておかないといけないなと思う今日この頃です。

開業社会保険労務士専門誌 SR 第54号

特集は「人手不足とビジネスチャンス」ということで、人手不足に悩む中小企業に対して、社労士がどのようなサービスを提供できるのか紹介されていました。
 求人票の書き方のコツなど、参考にさせてもらいます。

建設現場のヒヤリ・ハット事例集

安全衛生セミナーのネタにしようと思って購入。現場の具体的な作業などが載っていて、興味深く読むことができました。
 業種別に分かれているのですが、業種に関係なく脚立や馬から落ちそうになる事例が多かったです。あとは重機やダンプと接触しそうになるパターンと、吊り荷のバランスが崩れるやつでしょうか。

とびのアルバイトをしていたときに失敗したことや怒られたことを思い出しましたよ……

建設業安全衛生優良事例集

やはりセミナー用に(半年くらい前、『ヒヤリ・ハット事例集』と一緒に買いました)。こちらは事故の型別に対策が紹介されています。あらためて現場には危険があふれていることに気づき、自分も一歩間違えたら大けがしていたんじゃないかと、今さらながらちょっと恐くなりました。

後半は「その他」ということで、朝礼の効果的な活用法などが載っています。大きな現場だと様々な会社の人たちが入っているので、安全衛生の大切さについて伝えていくのも苦労しそうですね。いろいろな事例が載っていて参考になりました。

中小企業診断士関連

マーケティングリサーチとデータ分析の基本

2月の終わりにKindle読み放題で手に入れておきました。ただ、iPhoneに入れておいて満員電車などで読んでいたので、いまいち頭に入ってこなかったような気がします。
 いくつかメモは残しましたが、少し雑な読み方だったかなと……。無料で手に入れてしまったのもマイナスでしたかね。ちょっと反省です。

21世紀のビジネスにデザイン思考が必要な理由

こちらもKindle読み放題で。
 上の本と同じような感じでしょうか。まあ、なんとなくわかった部分もありますが、実務に生かすのはまだちょっと難しそうです。おもしろそうな分野ではあるので、機会があったら他の本も読んでみようと思います。

その他

お金ってなんだろう?:あなたと考えたいこれからの経済 (中学生の質問箱)

著者は京都大学の長岡慎介教授(出版当時は准教授)。私と同じ苗字です。血縁関係はありませんが、一緒に働いていた時期があります。彼が大学生のころに某進学塾で社会科の先生をしていて、私はそこで国語を教えていたんですよね(二人とも非常勤)。
 私がたまに使う「794年に平安京遷都がなかったら、784年の長岡京遷都からの数百年が『長岡時代』になっていたかもしれない」というネタは、彼から盗んだものです。

まあ、それはどうでもいいとして、中学生向けに書かれているだけあって、経済の原理的なことなどがとてもわかりやすく説明されていました。正直、中学生にはちょっと難しい気もしますが、経済学や会社法やファイナンスなんかを少し勉強したことのある人だったら、興味深く読めるのではないでしょうか。
 「そんな人あんまりいないでしょ?」と思われるかもしれませんが、すべて中小企業診断士の一次試験の範囲なんですね、これが。

後半はイスラーム(宗教だけでなく経済や金融についても)に関する解説で、あまり知らない分野だけになかなか新鮮でした。ちょっと賢くなった気がします。

まとめ

全部で8冊でした。出張などもあり、そこそこページが進みましたね。

連休中は仕事関連の本から離れ、去年の夏から読んでいた『ヘンリ・ライクロフトの私記』を読み終えました。読むのは3度目ですが、やはりいいですね。
 あと、大阪出張のときに新幹線の中などで『細雪』の上巻を読破しました。こちらは初めてでしたが、ひじょうにおもしろかったです。