8月に読んだ本の紹介です。特定技能がそろそろ本格的に始まりそうなので、そのあたりの資料を何冊か読んでみました。あとは出張先でKindleに落とした本などを何冊か。特定技能の運用要領なども読んでいたのですが、紹介は割愛です。
今月は富山に行ってきました。
目次
行政書士関連
マンガでわかる建設工事の契約と約款
民間(旧四会)連合協定工事請負契約約款を中心に、工事請負契約の解説がされています。マンガで大まかなイメージをつかんでもらって、あとから文字で細くする説明するスタイルでしょうか。
マンガは一般的な「右から左」なのに解説が横書き(左から右)なので、ちょっと読みづらい部分がありました。あと、「工事の施工中」という章の最後は発注者が「契約を解除するぞ!」みたいな話なのですが、結末が描かれていないのでちょっと後味が悪いです。
そんなわけで、マンガが好きな人にはお薦めできない一冊です。
外国人労働者のイチバン安い受入手法: ~特定技能~ 必要最低限のケアとは
「元監理団体職員」の方が書いたそうです。題名からして怪しさ満開だったのですが、まあ、それなりの本でした。Kindle(読み放題)なので経済的な負担はありませんが、時間はちょっと(以下略
すっきりわかる! 技能実習と特定技能の外国人受け入れ・労務・トラブル対応
こちらも監理団体の方が書いた本のようです……が、上の本とは質が全然違いましたね。技能実習については実務的な内容も載っているので、教科書レベルの知識がある人にとっては、とても参考になるのではないでしょうか。
その反面、特定技能については行政資料のレベルでしかなく(実務が始まっていないので仕方ないのですが)、こちらは正直、看板倒れな感じがしました。
あと、校正が甘いですね、全体的に。
社労士関連
開業社会保険労務士専門誌 SR 第55号
特集は「助成金と働き方改革」「社労士はどこまで外国人雇用に関われるか」の2つでした。外国人雇用を扱っている社労士は、積極的に行政書士と連携しているイメージですね。行政書士の側はどうなんでしょうか……。
ビジネスガイド 2019年09月号
特集は「デジタル手続法」と「働き方改革」でした。「デジタルファースト」に関しては、とりあえず「Windows + Internet Explorer」でしか電子申請できない手続きをなんとかしてほしいです。あと、マイナンバーをもっと活用してほしいものですね。
中小企業診断士関連
人に困らない経営 〜すごい中小建設会社の理念改革
Amazonで見かけて読んでみました。中堅ゼネコンの社長さんが書いた本です。
採用や社員教育を重要視している会社の、自己紹介みたいな感じでしょうか。経営理念の大切さなどをあらためて考えるきっかけになりました。
その他
なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である
Kindle読み放題で。紙の本が出たのは2016年6月のようです。当時、電車内などで広告をよく見かけました。「元マイクロソフト伝説のプログラマー」という触れ込みでしたので、それを見る度に「あんたらが作ったOSのせいで仕事が終わらないんだよ!」と苦々しく思っていたものです。
こういうところですよ。
私は元々いわゆる朝型なのですが、むしろ朝はメールの返信や情報収集の時間に当てていました。あとツイッターとか。
著者は「朝こそ集中して仕事に取り組め」みたいな主張でしたので、これからはちょっと意識してみようかなと考えております。
全体的には、「やっぱり普通の人には真似できそうもないなー」という感想です(残念)。
まとめ
なんだかんだで、7冊ということになるんでしょうか。お盆休み中はあえて仕事関係の本を読まず、ひさびさにロシア文学などを楽しんでみました(知識人アピール)。
先月の終わりに「ハラスメント系の資料が多くなりそう」と書いたはずですが、なかなか予想どおりにはならないものですね。