行政書士・社労士として2冊目の著書を出版したノウハウ()を惜しみなく公開

おかげさまで、また本を出すことができました。今回も井出さんとの共著です。出版を記念して、どんな感じで書籍化にこぎつけたか紹介してみます。行政書士や社労士で出版を目指している人たちにとって、少しでも参考になればさいわいです。
(参考になったら本を買うかこの投稿を拡散するかしてほしいなーと)

ちなみに、本の内容については、一つ前の投稿をご参照ください。

【PR】『「特定技能」外国人雇用準備講座』のご紹介(著者から)

2020-02-20

1.テーマ選び

「『特定技能』で行こう」となってからは早かったのですが、そこに至るまでにはいろいろありました。井出さんとの共著で『相続川柳』を出したのが2015年の11月です。さっぱり売れなかったのですが、二人で「また何かやりたいですねー」みたいなことを話しつつ、たまにお酒を飲む関係が続いていました。

その間、いくつか企画を考えて実際に動いてみることもあったのですが、結局、形になったものはありませんでした。そんな流れで2019年の7月に「またひさびさに打ち合わせし(飲み)ましょう」となりまして、そこで特定技能の話になったんですね。
 前回も書いたとおり、ここでのやり取りは「はじめに」で紹介しています(かなり脚色していますが)。
 



ちなみに、このときに打ち合わせをした居酒屋は、私が行政書士を目指すきっかけとなる会話をした店でもありまして、なかなか因縁めいたものを感じなくもない今日この頃です。

私は如何にして就職するのを止めて行政書士を愛するようになったか

2016-05-10

2.企画書の作成と出版社の決定

出版を目指すことになったからには「まずは企画書を作りましょう」ということで、目次を考えつつ二人でチェック項目を一本ずつ書いてみることにしました。これがお盆明けあたりでしたかね。「はじめに」を(脚色して)文書化したのもこの時期です。

続いて「企画書をどこに送るか」という話になるわけですが、こちらも一筋縄ではいきませんでした。

前回は「企画のたまご屋さん」が東京堂出版とのご縁をつないでくれました。ただ、これだと印税の3割が向こうの報酬になるんですよね(webサイトにも書いてあります)。まあ、前回は印税が少なかったので、ほとんど貢献できなかったのですが……。
 そんなわけで、今回は「まずは自力で出版社を探してみましょう」と私が主張しました。どこも手を挙げてくれなかったら、Kindleで自費出版でもよいかなと考えていた気がします。

そんな感じで企画書を公募している出版社にいくつか送ってみたところ、見事に無反応でした。また、『相続川柳』でお世話になった東京堂出版の担当者はいろいろとがんばってくれたのですが、普段は取り扱っていない分野だったこともあって話がなかなか進まず。
 これと同時に、井出さんが幻冬舎ルートで出版社を探してくれました。『相続川柳』を出版した際に「幻冬舎ゴールドオンライン」とつながりができまして、その後も井出さんはコラムの執筆などを引き受けていたんですよね(私は脱落)。
 そこの担当者がいくつかの出版社につないでくださり、最終的にビジネス教育出版社からの出版が決まりました。

ということで、出版に至る決定打は、ずばり「井出さんのネットワーク」ですね。そういうのがない人からしたら、身も蓋もない言い方になってしまいますが……。

3.執筆と校正

出版社が決まったのは10月半ばだったでしょうか。その時点で原稿の7、8割は書けていたのではないかと。やはり小分けにしたのが大きかったですね、2時間くらい時間を作って、「ちょっと書くか」という気になりますので。
 もちろん、たまたま小分けになったわけではなくて、テーマが決まって内容や体裁をどうするか話し合っているときに、「書きやすさ」も重要なポイントにしていました。このへんは『相続川柳』を書いた経験が生きたようです。

初稿を入稿したのが10月末なので、執筆期間は2か月くらいですね。二人がかりとはいえ、なかなかの短期決戦でした。
 出張先のビジネスホテルとかでもこつこつがんばった思い出……。
(誰も褒めてくれないので書いておく)
 
これ見ながら書いてましたね。


そういえば、企画書に記載した題名は、中身を書いているうちに変更されました。最初は『はじめての「特定技能」外国人雇用(仮)』だったんですよね。途中で「学校みたいなイメージだと取っつきやすいかも」みたいな話になって、題名と章立てを変更しました。
 解説文自体はまったく変えていないものの、イメージはだいぶ変わったような気がします。

あと、チェック項目の数も増えたり減ったりでしたね。実際に書き始めてみると、「これとこれは一緒でいいな」とか、逆に「これは独立させたほうがいいな」とか、やはりいろいろあるわけです。企画書の段階でそんなに固められるものではないですね。

校正は第4校まで行きました。専門書が得意な出版社だけあって、法令の条文などもかなり細かくチェックしてくれて助かりましたね(わたしテキトーなので)。
 表紙も2、3回やり取りして調整してもらいました。こちらは私が「元塾講師」ということで、「黒板の画像が云々かんぬん」みたいな無駄なこだわりを見せてしまい……。

何はともあれ、1月下旬で無事校了となりました。入稿から3か月くらいかかったんですね。

4.出版前の営業

当たり前のことですが、一部でも多く売れてほしいなと考えて、出版前からいろいろと動くことにしました。

web系

早い段階から自分のSNSなどで宣伝ばかりしていると飽きられそうなので、まずは11月にツイッターのアカウントを作って、特定技能に関する情報などを発信していくことに。しかし、関連情報などをタイムリーに発信していくのは、なかなか難しいですね。
 1月からは、50項目のタイトルと要約(出だし部分)を一日1、2回の頻度で投稿しているのですが、それだけでフォロワーが増えるほど甘い世界ではないようです。
(2020.02.20時点でフォロワー26人)

自分のアカウント(フォロワー309人)で宣伝を始めたのは、Amazonに登録されたころからだったはず。なるべく控えめにしたいと思いつつ、反応が薄いと焦って投稿を重ねてしまいます。悪循環ですね。
 自分なりに練ったネタなんかもツイートしてみたのですが、完全にスベったようです……。

これとか……

年明けには、会社のwebサイトに特定技能関連の解説記事(ブログ)を投稿してみたのですが、こちらもあまり反応ないですね。まあ、ブログの投稿だと競合が多いので、なかなか難しいところです。
 ただ、お盆に書いた在留資格の投稿には、なぜか少し前からそこそこ反応が出てきたので(週に100ちょっとのアクセス)、この特定技能関連の投稿もしばらく放置してみます。
 出版をきっかけに上位表示されるようになって、そこから購入につながるのが理想ですかね。

特定技能制度で外国人を雇用する際のポイント解説(分野共通)

建設業で特定技能外国人を雇う際のポイント(建設分野固有の基準)

書店訪問

1月の下旬に出版日が決まり、書店向けのチラシなども送ってもらいました。さっそく、これを持って井出さんと二人で、八王子のくまざわ書店と有隣堂にご挨拶です。
 くまざわは店長がいなかったので、1階の店員さんに「もうすぐ本を出すのでご挨拶に……」みたいな感じで。「前に『相続川柳』でお世話になった……」と言ったら「あー、あの!」と予想外の反応が。覚えてくれているのはありがたいですね。
 有隣堂は店長はじめ担当者がみんな異動していたせいか、そういう展開はなかったです。寂しいものですね。でも、今でも『相続川柳』は平積みしてくれているんですよね。これもホントにありがたいです。

また、ちょうど1月下旬に名古屋、2月初旬に静岡と出張が連続したので、できたての注文用チラシを持って書店を回りました。名古屋は名古屋駅周辺と栄駅周辺で計10店舗、静岡は静岡駅と新静岡駅の周辺で計3店舗です。あと、新幹線の乗り換えで立ち寄った新横浜駅の三省堂書店にも。
 愛知県は技能実習生が日本で最も多い県なので、専用の案内なども作ってみました。行政書士や社労士も多いですし、それなりに需要はあると思うのですが、反応は今ひとつでしたね。

会報

行政書士会などの会報もよい宣伝媒体になりそうなので、それぞれ連絡してみました。
 行政書士は東京会の会報に「著作物紹介」というコーナーがあるので、こちらで扱ってもらうことに。『相続川柳』のときも載せてもらいましたが、効果があったのかどうか不明です。
 社労士は連合会(全国)の会報に「会員の制作物の紹介」があるので、こちらに申込を。『相続川柳』のときは社労士業務ではないので連絡しなかったのですが、今回はどうでしょうかね。
 診断士は中小企業診断協会(全国)の会報に「診断士の書評」というコーナーがあります。こちらは他の人に書評を書いてもらう形式ですが、それこそどうなることやらです。

ちなみに、社労士会と診断協会からは、「審査するので現物を送ってください」と言われました。行政書士会はノーチェックです。さすが。
 個人的には、社労士会が最も有望なんじゃないかと思っております(なんとなく)。

その他

発売直前の2月14日に、行政書士会の八王子支部で特定技能に関する研修会がありました。私は先約があって参加できなかったのですが、懇意にしている先輩が宣伝してくれそうだったので、11日に見本(著者への贈呈本)をお渡ししておくことに。
 ただ、他の講師の研修でおおっぴらに宣伝するのははばかられるので、「控えめにお願いします」とお伝えしておきました。まあ、八王子支部の人たちにはそんなに期待できないので(『相続川柳』のとき悟りました)。

まとめ

これを書いているのは、書店に並ぶ日(2020.02.20)の朝8時です(数日前から少しずつ書いた)。この先も出版社からメディアへの献本などが予定されているので、そのへんがうまく回ればそれなりに売れるかもしれません。
 ちなみに、『相続川柳』は朝日新聞の東京版で紹介してもらいました(井出さんと二人で取材を受けた)が、掲載日にAmazonの在庫が1部か2部しかなかった苦い思い出があります。
 今回はうまくいってほしいですね。

そんなわけで、例によって日記のような内容になってしまいましたが、本を出したい人にとって少しでも参考になればと思っております。

参考になったら、本を買うかこの投稿を拡散するかしてほしいなーと(しつこい)。