1月に読んだ本の紹介:「業界本」なども

1月に読んだ本の紹介です。行政書士・社労士・診断士の各資格に関する書籍には触れているものの、専門的な情報が得られる本はビジネスガイドだけだったような気もします……。

 

弁財天のどんど焼きも今年はシークレット開催でした。

行政書士関連

国家と移民 外国人労働者と日本の未来

買い物履歴からAmazonに薦められて購入。技能実習の講習に役立つ話などもあるかと思いまして。

労働組合系の著者による、外国人支援の体験記と政策提案ですかね。かなり主観的な印象を受けました。
 技能実習に関するエピソードなどは、なかなか興味深かったです。ただし、極端な話を集めているため、「これが技能実習の現実だ!」みたいな書かれ方をすると違和感ありますね。最近は適正な受入れをしている企業が多数派だと思っているのですが……。

社労士関連

ビジネスガイド 2020年02月号

特集は「非正規社員への待遇差説明義務」でした。特別企画として「水町教授が判例から読み解くこれからの同一労働同一賃金」も載っていて、「中小企業も4月までになんとかしないと」という雰囲気が伝わってきました。
 また、テレワーク関連の情報もいくつか載っていまして、例によって読んでいるときは「なるほどなー」と思うのですが、実務にはほぼ生かせていないのが実情です。
(いろいろ心配

中小企業診断士関連

中小企業診断士の「お仕事」と「正体」がよ〜くわかる本[第2版]

Twitterでつながっている社労士さんが読んでいるのを見かけて、なんとなく。
 本来は、診断士を目指す人に向けて書かれた書籍と思われます。主な業務の内容だけでなく、試験の内容やその対策、そして合格してから登録までの流れなども解説されていました。
 試験対策の記述は単なる「著者の体験記」なので、鵜呑みにすると危険かもしれません。その他にも主観的な記述が多いように感じました。

それはさておき、本書にも書かれているとおり、診断士の仕事は幅広いんですよね。ですので、一人で解説しようとすると、どうしても内容が薄くなりがちです。それを避けるため、分野別の業務紹介では知り合いの診断士に協力してもらうなどの工夫がされていました。人間関係重視とおっしゃるだけありますね。
 上記のような工夫もあり、わりと実践的な情報も載っているので、まだ専門分野が決まっていない診断士にも有益なのではないでしょうか。

兼業者としては、独占業務や協会加入の話などは「ちょっと違うと思うけどな」と感じる部分がありました。また、「ビザ」の説明などは「ぜんぜん違うけどな」と心配になりました。あと、女性に関する発言は「怒られるんじゃないかな」と……。

その他

戦略読書日記<本質を抉りだす思考のセンス>

Kindle読み放題で……読み始めたのが昨年の3月だったようです。あいかわらず、このセンセーの本は長いですね。

一口に言うと書評集なのですが、本の内容だけでなく著者の人となりなどにも話が展開していくため、一冊一冊がそれなりの分量になっています。私の場合、一冊分(一章)を読むのに15分から20分くらいかかっていたようです。
 そんなわけで、「電車の中でちょっと」みたいな気分になかなかなれなかったのが、読み終わるまでに時間がかかってしまった原因ではないかと思われます。

参考になる話もたくさんありまして、読み終わってから「ハイライト」にしていた部分の一部をメモに残してみたわけですが、1年近くかけて読んでいるので「どの文脈で語られたのか」がほとんど思い出せませんでした……。

急成長を実現する! 士業の営業戦略

今さら「急成長」を目指すでもないのですが、著者の一人がTwitterのフォロワーさんということもあって、いっちょ読んでみようかと。
 Amazonの説明には「急成長事務所がやったこと、全部教えます。」とありますが、これはさすがにちょっと盛りすぎですかね。まあ、全部書かれたら読むのが大変そうですが。

一口に「士業の営業戦略」といっても業種(資格)による特色はそれなりにあるわけで、書かれている情報を抽象化して「うちだったらこうやって応用しようかな」と考えていく必要がありそうです。
 もっとも、わたくし急成長を望んでいないこともあって、「事業を拡大している人たちってすごいなー」みたいな感想から先に進めなかったわけですが……。

それはともかく、本書は社労士(+診断士)の方と行政書士の方の共著なんですよね。で、どちらの著者が書いているのか明記されている部分もあるのですが、そうでない(どちらが書いたかわからない)部分も結構ありました。また、成果については具体的な数字が書かれていないこともあって、「誰が」「何を」「どうやって」「どれほどの結果を出したのか」がよくわからず、読んでいて少しストレスを感じたのも正直なところです。
 でも、この本はそれなりに売れると思うんですよ。そして、Amazonのレビューも、高評価のものがたくさん投稿されるのではないかと予測しています。それこそまさに、本書に書かれている「信頼」や「提携」、そして「SNS活用」などを積み上げてきた成果でしょうから、そこはやっぱり「すごいなー」と思います。
(やはり浅い考察

そんなわけで、私にはちょっと合わなかったわけですが、士業で現状に満足しておらず、異業種交流会などを積極的に活用していこうとしている人たちにはお薦めですかね。
 ちなみに、これから行政書士の開業を考えている人たちには、『行政書士のためのマーケティングギア』がお薦めです。
(合格発表直後ですし

追伸 Amazonレビューも投稿しようとしたのですが、なぜか「資格がありません」と言われてしまいました。競合と見なされたのでしょうか。全然相手にされていないと思うのですが……

まとめ

計5冊でした。同業者が書いた「業界本」みたいなものを続けて読んでしまい、時間の使い方をちょっと失敗したかなと反省しております。