4月に読んだ本の紹介:実務に直接つながらない本も

4月に読んだ本の紹介です。実務に直結するものではないものの、「知っておくと懐が深くなりそう」な本を何冊か読んでみました。緊急事態宣言発令中なだけに、読書くらいは緊急でないものを選んでみたいなと……いま思いつきました。

 

サクランボの季節ですね。

行政書士関連

なし

社労士関連

ビジネスガイド 2020年05月号

特集1は「同一労働同一賃金 非正規社員の待遇差 想定問答」でした。ボーナスや退職金を含む各種手当てが出ないことについて、非正規社員から不満が出たときの回答例ですかね。考え方はいろいろ参考になりましたが、「感謝していますが、結論としては出ません」みたいな回答を続けて読まされると、ちょっと胸が痛みますね。
(非正規経験長かったので

イラストで見る昭和の消えた仕事図鑑

AIかDXかRPAかわかりませんが、技術の発展によって我々士業の仕事も「そのうちなくなる」とよく言われます。ということで、士業の仕事が消えても生き残れるようなヒントを求めて、本書を読んでみることに。

という感じで読み始めたところ、社労士として知っておいたほうがよさそうな情報が思いの外たくさんありました。「港湾労働者」にかかる職業紹介と派遣がなぜ禁止されているのか、ようやく腹落ちしましたね。
 また、職業紹介事業が許可制になっている背景についても、より深く知ることができました。
 なんというか、労働法の教養が少し身についたような気がします。

ちなみに、建設関係の仕事は少なかったですね。これは「消えていない」ということでしょうか。

それに対して、行政書士のご先祖である「代書屋」は、しっかり紹介されていました。ただ、当時から「単純に書き写す」というわけではなかったようです。学生さんからアピールポイントを聞き取って、(当時はまだ形式が定まっていなかった)履歴書を作成するような仕事をしていたのだとか。
 それって、補助金の申請支援に通じるものがありますよね。「代書屋」という表現を嫌う行政書士も一定数いるようですが、もっと誇りを持ってよいのではないかと感じました。

そんなわけで、社労士はもちろん、行政書士にもお薦めの一冊です。

小さな会社の〈人と組織を育てる〉業務マニュアルのつくり方

「人と組織を育てる」に釣られて購入。
 マニュアル作成のノウハウだけでなく、マニュアルの導入が会社にもたらす効果が熱く紹介されていて、なかなか参考になりました。その一方で、具体的なマニュアル作成方法の部分は、正直、あまり頭に入ってこなかったですね。実際に「マニュアルを作ってみよう」と思ったときに読むと、また違うのかもしれません。

中小企業診断士関連

人間主義的経営

Amazon先生のお薦めから。
 イタリアの超高級ファッションブランドであるブルネロ・クチネリ(知らなかった)。巨大IT企業に象徴される容赦ない経営とは一線を画す思想が、世界の注目を集めているようです。その創業者が語る、自身の半生と将来の夢……そんな感じの本でした。

共感できる部分も多々ありましたが、「会社経営」に絞って書かれた本ではないので、「すばらしい理念に基づいて会社を成長させていった創業者の物語」みたいなのを期待していると、肩すかしを食らってしまうかもしれません。
 あと、回顧録的な部分が多いのですが、年代がほとんど記述されていないので、「これって、いつごろのことなんだろ?」という疑問が常につきまといます。

そんなわけで、「偉人の思想に感銘を受けたい人」にはお薦めの一冊ですかね。

武器としての図で考える習慣―「抽象化思考」のレッスン

ロジカルシンキングの本も定期的に。似たような本を何冊も読むよりも、実際に思考の練習を重ねたほうが効果があると思うのですが、なかなか「これは」というものに出会えません。まあ、見逃しているだけかもしれませんが。

本書は「ピラミッド」「田の字(マトリクス)」「矢バネ」「ループ」を中心に解説が進められていました。4つの図自体はすでに知っていたので新鮮味はありませんでしたが、最終章の「図で考える達人になる」が参考になったのでヨシとします。

その他

なし

まとめ

計5冊でした。あまり外出しなかったわりには、それなりに読めたのではないかと思っています(量は)。連休中は家で読書したいところですが、小さな子どもがいると(以下略)。