補助金申請支援の解説動画を作りました(販売のお知らせ)

行政書士をはじめとした士業向けに「補助金申請支援」の解説動画を作りました。懲りずに有料noteで販売してみます。動画販売に至るまでの経緯などをまとめてみますので、同じようなことを考えている人の参考になればさいわいです。

きっかけ

6月初旬に八王子支部の研修部長から連絡がありまして、「補助金をテーマに研修講師やってくれない? いいよね?」と言われました(実際はもう少し丁寧な言い方)。
 じつは特定技能をテーマにして本の売り込みをかけたかったのですが、世の中そんなに都合の良い話はありません。

あと、補助金の解説は未経験につき*資料もゼロから作る必要がありまして、正直、最初はあまり乗り気ではありませんでした。
 でも、私も研修部長をしていたころ講師の手配に苦労した経験がありますので、ここで断るわけにはいかないよなと。

*よく考えたら5年ほど前に某NPO法人で簡単な解説をしたことがありました。

資料の作成

研修向けにスライド資料を準備しました。

骨子の作成

まずは「骨子」を作ってみることに。少し時間を取って書き出してみたら意外とまとまりそうだったので、連絡を受けた翌々日には「骨子(案)」を提出することができました。自分でも驚くほどのクイック・レスポンスでしたので、「長岡さん、ホントは前からやりたかったんじゃないの?」と思われたかもしれません。

 

あらためて見直してみると、この時点で最終形にかなり近いですね。というより、この骨子案に最後まで引っ張られてしまったような気もします。

スライド原案(その1)

先方からは「任せます」みたいな回答だったので、次はスライドの原案を作っていくことにしました。すき間時間に作業をしていたので、1か月近くかかっていたようです。


本当はもっと大きく書くべきなのでしょうが、チマチマ書いていくのが好きなんですよね。

スライド原案(その2)

さらに手書きでもう1回。今度はスライドのイメージをつかむために少し大きく書いてみます。

 

こちらは2日で仕上げたようです(作業時間は不明)。

スライド作成

ここまで進めておくと、スライドを作る手間はだいぶ軽くなりますね。ひさびさのパワーポイント(労働法解説はKeynote)で思うように作れない部分などもありましたが、まあ、資料に頼りすぎるのもよくないかなと。
(言い訳

 

この時点ではカラーの部分もありますね(最終版は完全モノクロ)。

資料の再利用

こんな感じでスライドを作っているうちに、「ここまで(勝手に)作り込んで『研修1回勝負』ではもったいない」と思うようになってきました。

最初は「他支部に呼ばれて再放送」みたいなことも考えたのですが、このご時世なので可能性は低そうです。そもそも知名度とかありませんし。だったら1本の動画にまとめて販売してみるのはどうかなと考えたわけです。

動画の撮影

研修とは別に公開用の動画を撮影しました。

画面の構成

いろいろ悩んだ挙げ句、大きめのモニターにスライドを投影して、それを私が解説していくスタイルにしました。スライドだけ映して「音声+ポインタ」での解説も考えたのですが、ある程度は動きがないと、見ていて退屈かなと考えまして。

機材

iPhoneで撮影して終了……というわけにはいきませんよね。

モニター

「スライド+解説」を実現するために、モニターを新たに購入です。Amazonで物色して43インチのものを選びました。あと、「立った姿勢で顔の高さにスライド」という配置にしたかったので、テレビ台も一緒に購入することに。

マイク

労働法解説のために買ったものを使うことに。これは問題ないでしょう。でも、事務所が道路沿いでわりとうるさいので、北野駅前のスタジオを借りて「音声だけ別録り(アフレコ)」も考えていました。ちなみに、労働法解説はそうしています。

カメラ

iPad Pro(2017)を使うことにしました。iPhone12 Pro(2020)のほうが高画質かもしれませんが、途中で電話がかかってくるかもしれないのでiPadを選択。念のため、撮影中は機内モードにしておきました。
 以前からウェブ会議にも使えるようなデジカメが欲しいのですが、予算の都合で今回も断念です。でも、撮影が終わって編集しているときに気づいたのですが、画像が良すぎるとオッサンの「映えない姿」がはっきりしてしまうので、かえって良かったのかもしれません。

照明

スライドが見えにくいのは困りますので、照明も用意することにしました。表情が暗く見えるのも良くないと聞きますし。ただ、これまであまり考えたことがなく、よくわからないのでAmazonでそれっぽいものを選択です。



こんな感じで、気づいたらユーチューバーになる準備を着々と進めておりました。あいかわらず思いつきで行動しております。

リハーサル

1回目は研修の10日前でした。研修の練習を主目的にして、ついでに撮影もしてみた感じです。このときはまだ照明がありませんでしたし、マイクも使っていません。

 


2回目は研修2日前でした。照明とマイクを追加したはずです。

 


モニターを注文したときは43インチで十分だろうと考えていたのですが、こうして撮影してみると、もう少し大きなサイズが欲しくなりますね。しかし、後から気軽に交換できるものではありませんので、ここは知恵と工夫で乗り切るしかありません。

画面を拡大すれば文字は大きくなるものの、それだと私の頭がはみ出てしまって、なんか縁起が悪そうです。高さを合わせるために腰を少し落として解説することも考えましたが、その姿勢で2時間は無理があるでしょう。

 


と、いうわけで、テレビ台を厚底にしてみました。研修前日の出来事ですね。

 

これでテレビの上端が頭の高さくらいになります。

テキトーな図面を作ってからホームセンターに行って、あとは手頃な材料に合わせて微調整です。購入後にお店でカットだけしてもらって、工作室みたいなところを借りて釘を打って固定してみました。

 


この日の気温は36度くらいあったのではないでしょうか(汗だく)。

本番

研修は午後からでしたので、午前中に最終リハーサルを兼ねて「本番」の撮影をしてみました(わかりづらい)。支部研修で話そうとしている内容そのままだと外部の人には通じない部分もありますので、スライドはあらかじめ微調整したものを用意しておいて、しゃべりはその場で調整です。

本当は研修が終わってから撮影するべきだったのでしょうが、なるべく早く公開したかったもので。あと、人に会うわけでもないのに「朝からヒゲを剃ってまともな格好をする」のが面倒だったので、研修当日の撮影となってしまったわけです。コロナのせいで怠惰になってしまいましたね……
(違う

動画の編集と投稿

労働法の解説動画を作る中で、Final Cut Proの基本的な使い方を覚えられたのが大きかったですね。士業としては専門分野を磨くべきなのでしょうが、自分でいろいろ経験してみたいタイプなので……。

無料版(YouTube)

作業は研修の翌日から始めました。土曜日だったので家族に迷惑をかけてしまいましたが、やはり早めに進めておきたかったんですよね。うまくしゃべれなくてやり直した部分は意外と少なかったものの、外を走る車の音が大きくて中断した部分が多かったので、そのあたりの調整など。私の動きが不自然な部分は、だいたいそういう理由です。
 それでも多少の雑音は残ってしまいましたが、スタジオで録音し直さなくてもなんとかなりそうなレベルにはなっていると思います。
(自分に甘い

あと、無料版は途中を省略しているので、その「つなぎ」部分も編集することに。午後は自宅にMac miniを持ち帰って作業を続けさせてもらい、夜にはYouTubeで公開することができました。サムネイル画像も「それっぽいもの」を作成です。

 


【参考】YouTube無料版

有料版(note)

noteで紹介原稿を書いているうちに、動画にもう少し手を加えたほうがよさそうな気がしてきました。なにしろ有料ですから。

まず、滑舌が悪くて聞きづらい部分には字幕を入れることに。一か所だけ、何度聞き直しても自分でも聞き取れない部分があったのはここだけの話です。

 


言い間違えている部分にも字幕で注釈を。

 


また、言葉の説明だけでは伝わりにくそうな部分には補足の画像を挿入しておきました。

 


ここは思いつきでしゃべったので、間違えている部分もありましたね。最初は訂正用の字幕を入れたのですが、思い切って音声を差し替えです。

 


あと、排気音などが目立つ部分も、録音し直して音声を差し替えておきました。

修正版

「iPadでの撮影」と「マイクでの録音」によってファイルが2つに分かれてしまったので、タイミングを合わせて合成することに。しかし、編集を進めていると、口の動きと音声が微妙にずれてくるんですよね。違和感を減らすために、数分に1回くらいのペースで、30分の1秒ずつ画像を詰めていく必要がありました。

不思議だなと思いつつ編集していたわけですが、有料版に手を加えているときにワイヤレスイヤホンからiPhoneの純正イヤホン(有線)に切り替えたら、また動きと音が合わなくなっているんですよ。
 もしやと思って公開済みのYouTube版を視聴してみたところ、やはり動きと音が少しズレていました。どうやら、ワイヤレスイヤホンに問題があったようです。

 


これは想定していませんでした。そこまで大きくズレているわけではないのでスライドと説明は合っているものの、口や手の動きと微妙にズレています。映画の吹き替え版を見ているような感覚でしょうか。自分の顔でその現象が起きると、気持ち悪いものですね。
 仕方がないので再編集を。せっかくなので無料版も編集し直して、YouTubeに再投稿することにしました。投稿済みの動画は再生回数70回くらいでしたが、「いいね」は私の動画史上最高(5つ)でしたので、これを非公開にしなければならないのはちょっと悲しかったです。

動画の販売

販売を始めるのもラクではありませんでした。

vimeoの設定

労働法解説のために契約した「vimeo」を利用することに。しかし、微調整して差し替えていたら週のアップロード上限(20GB)に達してしまったため、完成版の公開が少し遅れることになってしまいました。
 労働法解説の動画は150MBくらいなので、これまで上限を気にしたことがなかったんですよね。でも、今回のは8GB以上あるので、いつもより気をつかう必要があったようです。

noteの設定

販売用にnoteの記事も書きました。フォロワー6人という状態から、どれだけ売ることができるのか楽しみです(遠い目)。そもそも有料noteは慣れていないと買いづらいと思っているのですが、他の媒体で販売するのはもっと大変そうなので、これは仕方ないですね。

noteにも書きましたが、最初は超低価格でスタートして、徐々に価格をつり上げていく予定です。例によってまったく売れなかったら笑ってやってください。

おわりに

労働法の解説動画は見事にコケましたが、今回は客層も違うので、また違った展開になるのではないかと期待しております。じっさい、補助金申請支援の仕事を考えている人には、それなりに役立つ情報だと思っているのですけれども。

そんなわけで、詳しくはこちらの記事をご参照ください。
(紹介部分は無料です)