やまびこ挨拶

会社設立の相談を受けたのをきっかけに、税理士さんの事務所を何軒か訪問してみました。ホームページを開設している税理士さんは少ないので、看板を見つけていきなり突撃です。
 
ある事務所では、事務員らしき人が出てきてすぐに対応してくれたものの、それ以外の人たちはパソコンの画面に向かって黙々と作業をしています。私は中にいる皆さんに向かって「こんにちは」といったつもりなので、ちょっと寂しかったです。
 
かといって、やたらとあいさつが多いのも考えものです。
 
小売店などでは、よく「やまびこ挨拶」というものに出くわすことがあります。一人の従業員が大きな声で「いらっしゃいませ!」というと、周りの人たちも機械的に続いていくものです。
 
あれはあれで、うるさく感じるときがあります。10年くらい前に行っていた床屋さんも、そんな感じでした。私のヒゲを剃りながらほかのお客さんに向かって「いらっしゃいませ〜」とやられると、「こっちに集中してくれないかな……」という気持ちになります。
 
お店に活気が出たり従業員の士気が上がったりと、裏にいろいろな効果があるそうで、全国チェーンのお店などでも見かけることがあります。ただ、人によっては不快に感じることもあるようです。
 
やはり心のこもったあいさつが大切なのだなと、あらためて感じました。
 
ちなみに、私も八王子公証役場の近くにある家電量販店で働いていたことがありまして、疲れてきたときや眠いときなどに、脈絡もなく「いらっしゃいませ〜」と大声を出すことがありました。
 
たまに、「いらっしゃいませ〜」の代わりに「しあわせ〜」といっていたのは、ここだけの話です。
 

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