職印のケースを作ったのは、開業から1か月ほど経ってからのことでしょうか。看板と同じく、もらってきたひょうたんを活用しています。
やはりこちらも水に漬けずに干してしまいました。そして、2010年の大晦日に作業を開始です。
あまりきれいではないですね。種を取り出して表面を磨いてみます。
そこからしばらくは放置です。なんとなく職印ケースにすることを思い付いたので、5月から作業を再開しました。
鉛筆で印をつけて……
彫刻刀で切り込んでいき、ぱかりと割ってみました。わたを取り、内側を小豆色に塗ってから、表面を塗りやすいように養生します。
お盆のナスみたいですが、意外とこういう作業が成功の鍵を握っているような気がします。
表面には黒の漆を塗りました。
厚く重ね塗りをしたうえで、水研ぎをしてみます。
背面には名前を入れてみました。ほかの人のものと区別がつけられるように。
これはこれで、なかなか渋い感じです。つや消しというやつでしょうか。漆の仕上げ方としては間違っているのかもしれませんが……。
この状態から、コンパウンドを用いて磨きをかけていきます。漆用のコンパウンドは粗めのものしか見つからなかったため、ホームセンターで車の塗装などに使うものを買ってきました。
栓を作るのが面倒だったので、紐を通してごまかすことに。
使っているうちにつやが出てくるのでしょうか。
中身はこんな感じになっています。けっして使いやすくはないものの、けっこうお気に入りの一品です。
コメントを残す