その4 シートの短縮
個人的には、今回が最大のヤマ場だと思っています。
自作したリアキャリアには、致命的な欠点がありました。
このままでは座れません。
そもそも、キャリアの取付用に開けられたネジ穴がシートに近すぎるのでしょう。市販のキャリアのほとんどは、シートを避けて後ろにせり出すような設計になっています。その結果、重心も後ろに来てしまうため、たいていの製品は耐荷重が5kgほどとなっているようです。
私は大きめのボックスを取り付けたかったので、重心を前に持ってくることにしました。シートに当たってしまうのであれば、加工するまでのことです。
このように。
これでもまだ当たるので、メットインをロックするための金具も、半分だけ残して切断です。
鉄にも対応したノコギリだと思っていたのですが、切り終わるころには包丁みたいになっていました。
スポンジの部分をヤスリで整えます。
少し欠けてしまいました。
レバーを握って針を打ち込む道具でカバーを留めて完成です。
カバーの余った部分を少し切りすぎてしまいました。でも、遠目にはきれいに仕上がっているようです。
不満な点もいくつか残ったものの、やはりボルトオンではないカスタムには独特の楽しみを感じます。普通の人はここまでやらないでしょうね、もったいなくて。
次回はボックスの説明をさせてください。
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