【PR】『「特定技能」外国人雇用準備講座』のご紹介(著者から)

4年と3か月ぶりに本を出すことになりました。題名は『「特定技能」外国人雇用準備講座〜特定技能外国人を採用する前にチェックしておきたい50項目〜』です。
 一人でも多くの人に読んでもらいたい(一部でも多く買ってもらいたい)ので、自分のブログでも紹介させていただきます。
 

 

プレゼントするわけではありません。

1.どんな本なのか

簡単に言ってしまうと、在留資格「特定技能」の解説書です。
 特定技能の制度については、入管などから資料がいろいろと公表されているのですが、運用要領だけでも140ページ弱あるんですね。それに加えて分野別の運用要領(別冊)や試験の実施要領などもありますので、専門家でもなければとても読み通す気にはならないでしょう。行政資料なので仕方ないですけど、どれも淡々と書かれていますし。
 そんな状況でしたので、井出さんと二人で「一般の人にもわかりやすい資料があったらなー」みたいな話をしていたところ、その流れで書籍化を目指すことになったわけです。このあたりのやり取り(居酒屋での会話)は、「はじめに」に書いてあります。
 
 この後、超マジメな話になります。


本文は、チェックリストのような形式をとることによって、50項目に分けました。運用要領で解説されている、受入企業や外国人の基準などの解説が中心です。最後にチェックシートがあるので、特定技能外国人を雇用するために押さえておきたいポイントをまとめて振り返ることもできます。親切ですね(自分で言っちゃう)。
 一般の人でも手に取りやすい雰囲気にしたかったので、「準備講座」という体(てい)にして、章立ても「第1講義」「第2講義」としてみました。内容はこんな感じですね。

(参考)章立て

  • オリエンテーション 新しい在留資格「特定技能」とは
  • 第1講義 「特定技能」所属機関
  • 第2講義 「特定技能」外国人
  • 第3講義 「特定技能」雇用契約
  • 第4講義 「特定技能」外国人支援業務
  • お昼休み 特定技能と技能実習の比較
  • 第5講義 建設業特有の要件
  • 放課後  課題(チェックシート)

 
建設業(建設分野)以外の方々は、第4講義(午前中)までで一応、修了です。建設業だけは固有の基準がたくさんあるので、章を別に設けました(午後まで)。また、特定技能と密接に関わる技能実習については、3項目に分けて「お昼休み」で説明しています。業種によっては、どちらの制度を利用するかよく考えたほうがよいでしょうからね。
 あと、チェック項目に入れづらかったものなどは、「コラム」として各講義の終わりに載せています。ちなみに、お昼休みの終わりには「雑談(カフェでの会話)」を入れました。それも含めて、紹介しておきます。

(参考)コラム一覧

  • コラム1 在留資格諸申請と所属機関が行うべき各種届出について
  • コラム2 在留資格とビザについて
  • コラム3 不法就労と不法就労助長罪について
  • コラム4 登録支援機関について
  • (雑談) ラグビー日本代表に見る共生社会
  • コラム5 外国人建設就労者受入事業について

 
各章の内容とリンクしているんですよ。芸が細かいでしょ(また自分で言っちゃう)。

2.誰に向けて書いた本なのか

読者としては、受入企業(特定技能所属機関)の経営者や人事労務担当者の方々をイメージしながら書きました。なので、運用要領とは説明の順番が違っているんですね(運用要領は「特定技能外国人」の後に「特定技能所属機関」)。
 もちろん、一般の方々に向けて書いていますので、専門用語などは控えめにして、なるべくわかりやすく解説したつもりです。

また、登録支援機関の方々が読んでも参考になるような内容だと考えています。第4講義の支援業務は、登録支援機関が受託することもできますし。そんなわけで、登録支援機関の人たちがお客さんに制度を説明する際などに、この本が役に立つのではないでしょうか。
(営業ツールとして使えないわけでもなくはないかもしれません)

あとは同業者ですね。表向きは読者の対象としていないものの、こちらが主な購買層になる可能性はありそうです。行政書士と社労士には、興味を持っている人もたくさんいるでしょうから。まあ、中小企業診断士は一部の人に限られますかね。
 あと、税理士さんも中小企業との関わりが深いので、わりとお薦めではあります(確定申告が落ち着いたら買ってください)。

3.誰が書いた本なのか

『相続川柳』と同じく、井出さんと二人で書きました。


(法改正未対応です)
 
本の中やAmazonの紹介文などに「在留手続の専門家である行政書士と労務管理の専門家である社労士」という表現がありますが、二人とも行政書士兼社労士なんですね。まあ、私はピンクカード持っていないんですけど。
 実際のところは、入管関連と一般的な労務管理は井出さんが担当して、私は建設分野と技能実習がらみの部分(試験関係なども含めて)を中心に書いた感じです。「新しい制度なので二人ともよくわからん」みたいな部分は、テキトーに担当を割り振って書きました(ここだけの話)。

4.おまけ

世間でも話題になっている新制度ですので、それなりに需要はありそうです。ただ、新制度だけに、未確定の情報も多いんですよね。「ここで出しても後から変更あるだろうけど、早く出さないと同業者に先を越されてしまう……」みたいな感じで、さながらチキンレースの様相を呈しているのが、特定技能界隈なんじゃないでしょうか。
 じっさい、執筆中はもちろん、校正を重ねる最中にも変更がいくつかありまして、そのへんはなかなか苦労しましたね。タイとの二国間協定が決まったのは校了後(だけど出版日より前)でしたし……。

まあ、現時点では、特定技能制度の解説書の中で最もまとまっている本なんじゃないでしょうか(自分で言うしかない)。

そんなわけで、八王子のみなさんは、くまざわ書店かセレオの有隣堂で、それ以外のみなさんはどこでもよいので、ぜひとも購入してみてください!


単行本/kindle

もちろん、SNSで拡散してくれてもいいんですよ……
(下にボタン用意しましたんで